その他の航路



南国海運(株)
 古くから阿久根港を中心に栄えた港町阿久根市。現在でもアジやイワシなどの水揚げ が盛んで漁港周辺は賑わいを見せています。その阿久根市と沖合い2kmに浮かぶ阿久根大島とを10分で結んでいるのが「海燕3」と 「サンシャインおおしま」という小さな旅客船です。普段は1日5便の運航ですが、海水浴シーズンの7、8月には14便ほどに増便されます。 なお、普段は「海燕3」だけで運航し、「サンシャインおおしま」は旧港につながれています。
 阿久根大島は以前から海水浴、釣りのメッカとして夏を中心にたくさんの人が訪れます。島内には野生のシカも住んでおり 気軽に触れ合うことができます。また、海水浴場は水質がよく環境省が選定する日本の快水浴場88選に選ばれています。
 余談ですが、華アジというアジをご存知でしょうか?阿久根市沖で釣り上げられ、出荷されるまでに一度も人の手に触れて いないアジの愛称です。品質、味とともに最高のものでしょうね。道の駅阿久根などで購入することができるようですよ。
海燕3
■Her's Data
総トン数:?トン 全長:?m 幅:?m 航海速力:?ノット 竣工:?
サンシャインおおしま
■Her's Data
総トン数:?トン 全長:?m 幅:?m 航海速力:?ノット 竣工:?


(有)波戸汽船
 鹿児島県の北部にある獅子島の御所浦港から片側港、幣串港と諸浦島の葛輪港を結んでいる航路です。
 以前は伊唐島などを経由して米ノ津まで運航されていましたが、08年5月頃より現在の航路になっています。
すずかぜ2
■Her's Data
総トン数:19トン 全長:?m 幅:4m 航海速力:?ノット 進水:?


獅子島汽船(有)
 06年8月末で牛深〜獅子島〜水俣間に高速船を走らせていた水俣高速船が航路を廃止することをうけて、長島町内の海上タクシー業者のみなさんが同年5月に会社を設立したもので、 同年9月から獅子島の幣串〜水俣航路に高速船「ししじま」を走らせています。獅子島のみなさんにとって水俣航路は生活航路と言ってよいもので、通院や買い物などで年間1万5千人以上が利用しています。
ししじま
■Her's Data
総トン数:?トン 全長:?m 幅:4m 航海速力:?ノット 進水:?


屋久島町
 上屋久町町営のフェリーで屋久島の宮之浦と種子島の島間、そして屋久島の 西にある口永良部島とを約5時間30分で結んでいます。
 口永良部島には活火山の新岳があり、今でも活発な火山活動を行っていて時折臨時火山情報が出されます。昭和8、9年に かけての噴火では集落を全焼し、死者8人、負傷者26人を出しました。現在は約160人ほどの人が住んでいます。島内には 温泉が3ヶ所あり、中でも寝侍温泉は名湯100選にも選ばれている良質の湯のようです。また、西の湯温泉は潮の道引きによって 湯量が変わるという面白い温泉です。口永良部島での温泉めぐり、楽しいかもしれませんよ。
 この「フェリー太陽」は屋久島と鹿児島を結ぶ船という設定でNHKの連続テレビ小説「まんてん」に出演したんですよ。
フェリー太陽
■Her's Data
総トン数:408トン 全長:53.2m 幅:10.5m 航海速力:15ノット 竣工:1997/5


十島村
 村が所有する高速観光船です。以前は屋久島と島々間を走っていたようですが、現在はチャーター等で 使われており、村内の島々のほか屋久島までの料金が設定されています。「フェリーとしま」と比べるとかなり割高な料金となりますが、団体で利用する 場合などは便利な十島への交通手段となりそうです。以前は「ななしま」と言う高速船だったのですが、いつの間にかこの船に変わっていました。 普段は中ノ島に繋がれているようですね。
ななしま2
■Her's Data
総トン数:19トン 全長:22.4m 幅:4.4m 航海速力:28ノット 竣工:1998/10


瀬戸内町
 奄美大島の南端にある瀬戸内町が町内の島々を結ぶために古仁屋(こにや)を基点に走らせている船たち で、「フェリーかけろま」は目の前に浮かぶ加計呂麻(かけろま)島にある瀬相(せそう)と生間(いけんま)を結ぶフェリーで、1日に瀬相航路が4便、 生間航路が3便運航されています。「せとなみ」は加計呂麻島の南にある2つの島、請島(うけじま)の請阿室(うけあむろ)、池地(いけじ)と与路島 (よろじま)を結ぶ船で日によって運航便数・時間が違うので利用の際にはチェックをお忘れなく。
フェリーかけろま
■Her's Data
総トン数:104トン 全長:35.5m 幅:8.6m 航海速力:12ノット 竣工:1994/11
せとなみ
■Her's Data
総トン数:85トン 全長:32.8m 幅:6.2m 航海速力:19ノット 竣工:2003/2


大島運輸(株)
 「クルーズフェリー飛龍21」は東京と那覇を結ぶフェリーで、県内には志布志と便によってですが、 名瀬と与論に寄港しています。この航路は「ありあけ」が運航していましたが、09年11月の事故で廃船となり休止、その後10年3月に本船があとを継ぐ形で再開となりました。
 東京〜志布志〜奄美〜沖縄間1,745kmを44時間約3日かけて走る日本一長い航路になります。大隈半島と南西諸島だけでなく、 鹿児島県と関東を結ぶ重要な物流ラインとなっています。旅客の利用は少ないようなので、船内ではのんびりと過ごせそうです。3日間の ミニクルーズを楽しんでみるのも良いかもしれませんね。
 「琉球エキスプレス」は神戸〜大阪〜奄美諸島〜沖縄間を走っています。03年1月竣工の大島運輸では一番新しい船です。 以前この航路に配属されていた「ニューあかつき」と比べると旅客設備が少し簡略化されているようです。
クルーズフェリー飛龍21
■Her's Data
総トン数:9,225トン 全長:167m 幅:22m 航海速力:24ノット 竣工:1996/3
琉球エキスプレス
■Her's Data
総トン数:6,266トン 全長:145.6m 幅:22m 航海速力:21.5ノット 竣工:2003/1


(株)ブルーハイウェイライン西日本
 志布志から大阪南港間を1日1便走っているフェリーで、鹿児島県と関西圏を結ぶ物流ラインと なっています。夕方出港して朝到着するスケジュールで運航されていることや、クルマも一緒に運べるなど利便性がよいことから年末年始や夏休み期間 などはたくさんの人が帰省や旅行で利用しています。
さんふらわあ きりしま
■Her's Data
総トン数:12,418トン 全長:186m 幅:25.5m 航海速力:25ノット 竣工:1993/8
さんふらわあ さつま
■Her's Data
総トン数:12,415トン 全長:186m 幅:25.5m 航海速力:25ノット 竣工:1993/3