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みなとのなまえ
各地で桜の開花が発表されていますが、鹿児島の標準木のつぼみはまだまだ固いようです。でも、街中の桜を見てみると2分咲き、3分咲きくらいが 多いようです。来週末くらいかな、お花見ができるのは。 今日も1日暖かかったですが、風が少し冷たく感じられました。南からの風だったらもっと暖かくなったのでしょうね。 今日は谷山港の石油桟橋付近で行なわれた排出油事故対策訓練を見に行ってきました。写真は石油桟橋に着ける東京の日伸運油が所有する「姫高丸」 (2,944t)です。他にも2隻着けていたのですが、船名の確認は出来ませんでした。
蛸壺をぼっちゃんぼっちゃん入れていた漁船がいました。こう言うところに蛸壺を沈めるのはマナー違反だと思うのですが・・・。 ヘタしたらアンカーに絡まったりしてしまいますからね。迷惑がかかるとは考えられないのかな?
「さつま」が谷山2区の方からやって来ました。見学者の方々を乗せていたようで、訓練の紹介をする放送が聞こえてきました。 それによると、10:25頃に鹿児島を中心とする震度4の地震が起きて、石油桟橋で油を降ろしていた船のホースや送油管が損傷し、A重油が海に流出。 その回収作業にあたっていた作業員1名が海中に転落したためヘリを使って救助をすることになり、ついでに火災まで発生してしまった。と言う想定のよう でした。船舶10隻、航空機1機、人員150名が参加する本格的な訓練です。 あっ、ちなみに一番北側に着けていた「姫高丸」を中心に訓練は行なわれました。
「はまゆう」は警戒とマスコミの方を乗せる役目だったようです。写真はヘリを使っての訓練の際に風圧でしぶきが飛んでくるかもしれないので気をつけて 下さい。のような事を防波堤にいる人達に呼びかけているところです。
10:30過ぎに訓練が始まりました。まずは油が流出したとの想定です。沖のほうから「第一喜入丸」と「さつかぜ」が油処理剤(でしょうね?)を 散布しながらやって来ました。 普段喜入の石油備蓄基地で働いている「第一喜入丸」ですが、今日の訓練に参加していました。
これ以上流れ出た油が広がらないようにするためにオイルフェンスが引っ張り出されてきました。引っ張っているのは「たにやま1号」というボート です。普段は石油桟橋のオイルフェンスの横にボートダビットでぶら下げられています。
普段は喜入にいる「つわぶき」もやって来ていました。これは流出した油を吸着マット(かな?)で回収する作業でしょうか。他にも「第七十七増丸」と 「第十共進丸」も同じような作業をしていました。
続いては人命救助の訓練です。ヘリは鹿児島航空基地所属の「るりかけす2号」(MH907)で、「さつま」のすぐ近くで救助用のワイヤーを垂らしました。
隊員の方が少しずつ降下しながら、ヘリは要救助者に近づいていきます。
無事に救助できたようで、2人一緒にヘリに収容されました。隊員の方が海中に降下してからかかった時間は1分強くらいでした。さすがですね。
最後は放水訓練です。消防車がサイレンを鳴らしながらやって来て放水開始です。この写真には写っていませんが、この時桟橋に設置されている 放水銃からも水が出ていました。あれ動くのかな?といつも思っていたので実際に動いているところを見られて良かったです。
陸上からの放水が終わったら次は海上での放水です。「第一喜入丸」と「さつかぜ」が汽笛を鳴らしながら沖のほうに向って勢い良く放水中です。 これが一番最後だったらしく、11:30前に訓練は終了しました。
「第三南海丸」が奄美から帰ってきました。スケジュールでは8:30鹿児島入港となっているのですが、今日は遅れたようですね。 この防波堤は魚がよく釣れるんですかね、今日も釣り人が15人前後来ていました。
熊本県松島町の共進海運所有の「海寿丸」(199t)が出港するところだったので、「第三南海丸」と一緒に撮影です。
東ふ頭岸壁に「ろーろーひだか」と言うRORO船が入ってきました。最近造られたばかりのようで何も分かりませんが、運航は近海郵船のようです。 船名に「ひだか」とつくくらいなので北海道航路を走っているほうが似合いそうなんですが・・・(笑)多分自動車を運んできたのでしょう。
撮影データ:ファインピックス
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