バックナンバーはこちらです。
みなとのなまえ
毎年年末には御所浦に行っていて、今年は今日行ってきました。じいちゃんばあちゃんがいれば1泊して明日帰ってくるんですが、あっちへ行っちゃった ので日帰りです。魚釣りができないのが残念だなぁ。 07:20発の「第三かまがり」に乗るために4時半起床。釣りバカ日誌14を見ていて寝たのは0時頃 ・・・、眠たかったです(笑)7時前に撮影したのですが辺りはやっと明るくなったかな?という程度。曇っていたのも影響していたのかもしれませんね。 昨日に引き続き今日も1日中寒かったです。
定刻に水俣港を出港です。ゆっくりと後進して船体が岸壁から離れたところで前進。汽笛を鳴らして御所浦港を目指します。
水俣港の灯浮標付近で「第六あをい丸」というバージとすれ違いました。採取した砂を水俣港に下ろすようですね。押船の船名は確認し損ねて しまいました。
クルマの中で待合所で買ったお弁当を食べてしばらくしてから7時30分頃雲の隙間からほんの少しだけ太陽が顔を出しましたがまたすぐに隠れて しまいました。日が照ってくれないと暖かくならないよぅ。 久しぶりに「第三かまがり」に乗ったのですが、やっぱり良いですねーこの船は。排気の音なんてもう最高!ドッドッドッって感じの低い音が何とも 言えません。聞惚れてしまいますねぇ。うっとり。・・・普通の人にとってはただの騒音なんだろうなぁ。
帰省の人達でクルマの数もいつもよりちょっと多め。出稼ぎに行く人が多い神戸と大阪ナンバーが数台。そして横浜ナンバーも1台乗っていました。 全部で8台だったっけ。明日はもう少し増えるかな。
客室の一番後ろにいつの間にかスロットマシンが2台設置されていました。何でまた?遊ぶ人っているのかなぁ。
出港して約30分、左舷側に水俣へ向かう水俣高速船の「うみたか」の姿が見えました。今までは見えなかったと 思うんだけど運航スケジュールが変わったのかな?それともただ単に気付いていなかっただけかな。
08:30過ぎに御所浦港入港です。久しぶりの御所浦なのでワクワクしてしまいます。何かあるってわけじゃないんですが、御所浦に行けるって事が 嬉しいんですよね。天草の海と景色を眺めて、天草の言葉を聞けるんですもん。
まずは外平の親戚のおうちへ。1軒目の庭から大道へ向かう「第二しらぬひ」の姿が見えました。ここ外平の 家からの眺めはとても良いです。こんな風に不知火海も庭の一部になってしまうんですから(笑)
でも、外平の道はこんな道。クルマ1台がやっと通れるような幅で、ハンドル操作を誤ればみかん畑か崖の下へ一直線です。
相次いで襲った台風のおかげで山の木々は丸坊主。みかんもたくさん落ちてしまって木によってはいつもの4分の1ほどしか収穫ができなかったものも あるようです。まさに「災」の1年でしたね。
嵐口の前島という小さな島にある嵐口小学校。児童の減少で来年?には御所浦小学校に統合されてしまいます。何だか寂しいなぁ。人数が少ないので 御所浦まではタクシーで通学することになるようです。そう言えば、外平の子どもたちもこの嵐口小学校へ通うのですが、何と船で通学するのですよー。 以前、NHKがなんかの番組で取り上げたことがあったなぁ。
ぼくが御所浦の中で一番好きなじいちゃんばあちゃんの家があったところからの眺めです。橋を架けるとかで埋め立てて道路を広げたり、前からあった家が 取り壊されていたりして、この場所もどんどん変わっていくんだなぁ、と感じられました。見なれた風景がなくなるのってやっぱりさびしいですね。
ふと気が付くと養殖いけすの向こうに三角からの「サンライズ」の姿がありました。もっと船を見たいのですが、 日帰りだと時間的に全部の船に会う事が出来ないのが残念です。
来たときはいつもの岸壁に着けていた貸切フェリーの「第五睦丸」が動いていました。この船、島根から やって来たんですが、元々は向島運航所有で「第三十向島丸」と言う名前で尾道〜向島間を走っていたらしいんです。169トンあったのが今では95トン ですので、尾道にいた頃とは外観が大きく変わっていそうです。
買い物(お正月用の寒天とか)等をして御所浦港に戻ってきました。ちょうど桟橋から救急艇と救急車を一緒に撮影できました。具合が悪くなった人はこの 救急艇で御所浦から高戸の病院まで運ばれていきます。走るときは救急車と同じピーポーピーポーってサイレンを鳴らすんですよ。ただ、なぜか事故を 何回か起こしているんですね。船とぶつかったり、陸に乗り揚げたり。・・・大丈夫なのかなぁ?
御所浦の人達はこのような海上タクシー(貸切船って呼びます。)をよく利用します。なんたって陸のタクシーよりこっちの船のタクシーの方が数は 多いですからね。料金も陸のタクシーと同じ位・・・ちょっと高いくらいかな。もちろん1人でも利用できます。
桟橋のたもとには門松と「おかえりなさい」と書かれた札が立てられて帰省してきた人たちとお正月を迎える準備が整っていました。
御所浦の陸のタクシーは御所浦タクシーと言って、屋根の行灯には恵比須さんの顔が使われています。船が着く時間には桟橋周辺で待機しているので 心配はありません。もしいなくてもそこらにいる人に聞けば車庫(歩いて5分位)まで連れていってくれますよ。以前はブルーバードを使っていましたが 最近はクルーを使っているようです。
「第三かまがり」は11:10頃入港してきました。やっぱり年末だからか本渡からも10台位のクルマが乗ってきていて、そのうちの7、8台が降りて きました。そのかわり御所浦から乗ったのはウチの1台だけ。でも、徒歩で乗る人達が多かったです。水俣に買い物に行ったのか、それとも何か用事が あったのか。
年末ならではの風景です。御所浦はタイやブリの養殖が盛んなところで、年末になるとこのように魚を入れた発泡スチロールの箱を手荷物として定期船に 運んでもらうんですね。そして受け取る人がその船が着く港までやって来ると。だからこの時期になると桟橋に発泡スチロールの箱が山と積まれている ことが少なくありません。嵐口港の桟橋でも船の乗組員総出で積み込む様子を見られるのですよー。
「第三かまがり」と入れ替わるように桟橋に向かう「フェリーごしょうら」です。ブリッジの窓の下に ラインが描いてあったりして前回見たときよりも少しおしゃれをしていました。
いつも御所浦を出港してからしばらくは風景を眺めています。意識はしていませんが寂しいんでしょうかね、小さい頃からずっと変わっていません。 何気なく倉岳(ちょっと霞んでいる山ね)の方を見ると頂上付近では雨が降っているようでした。これから寒くなるようなので元旦にはもしかしたら 雪化粧をしているかもしれませんね。 また遊びに来るからね〜。
撮影データ:D70
らくがき掲示板へ