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みなとのなまえ
葬儀のためについこの間(先月の30日ね)行ったばかりの御所浦にまた行く事になりました。去年も9日に葬儀で行っているんですよねぇ。 うーん、なんだかなぁ。 この間と同じ時間に撮影した「第三かまがり」なんですが、比べてみるとちょっと明るくなっていますね。約1週間でもこんなに夜の明け方って 違うものなんですねー。
出港してしばらくしてから木材を運んできた船とすれ違いました。船名は「OLGA」。造りからするとロシアの船のようですね。 水俣は近くに合板の工場があるからかこう言う木材運搬船がよく入港しています。今日も「OLGA」とは別にもう1隻岸壁に着けていました。
さて、嵐口へやって来ました。「第十五大福丸」の姿があったので養殖イカダ越しに撮影です。この養殖イカダではブリやタイ、フグなどの養殖が行われて います。去年の台風では網が破れてたくさんの魚が逃げ出し、30センチくらいのタイが防波堤からでもじゃんじゃん釣れたとか。ぼくも釣りたかった なぁ・・・。
ほとんどの地域で葬儀→火葬という流れだと思いますが、ここ御所浦では火葬→葬儀なのです。午前中に火葬してお昼を振舞って午後に葬儀というのが 多いです。 と言う事でこれは牧島にある火葬場「やすらぎ苑」から撮影したものです。船を撮るには良い場所なんですよね。左が嵐口から御所浦へ向かう山畑運送の 「サンライズ」、右は嵐口の乗り場を離れて大道へ向かおうとする貸切フェリーの「第十五大福丸」です。
こちらが御所浦町営の火葬場「やすらぎ苑」です。以前はものすごく古かったのですが99年(だったかな?)に建て替えられました。手前が炉棟で奥が 待合スペースになっています。火葬炉は前室と再燃炉が付いた炉研製の寝棺台車式が1基。人口は約4千人なので1基でも大丈夫なのでしょうね。
棺を船で運ぶ場合もあるので「やすらぎ苑」の前にはこんな風に桟橋も整備されています。御所浦島と牧島を結ぶ中瀬戸橋が出来る前は全て船で運んで いましたが、最近はクルマで運ぶ方が多いようです。
台車式なので火葬時間は1時間半〜2時間。海がなければ退屈ですが目の前は海!寒かったですがほとんどを外で過ごしました。写真は11:25御所浦着 の「フェリーごしょうら」です。
佐敷〜大道間の「第二しらぬひ」も今日は何回も見かけました。これは11:45大道着の便ですな。左はどこかのガット船。
火葬が済んだら一旦家へ帰ってお昼が振舞われます。この時の料理は仕出しなんかじゃありませんよ。近所の人達がみんなで作った料理が並びます。 きんぴらごぼう、ひじきの煮物、野菜の煮付け、イモのてんぷら、がんもどき等など。中でも絶品なのがイモのてんぷら。ころもがカリッとしていて うまいんです。ただ葬儀のときにしか食べられないのが残念。作り方を教えてもらえばよかったか・・・。 葬儀までは時間があったのでお昼を食べてからは嵐口港辺りをウロウロしていました。写真は前島に架かる前島橋から撮影した風景。真ん中辺り、漁船が 繋いであるところの反対側に桟橋があってそこに定期船は着けます。
この間来たときに見てなんか雰囲気が違うなあと思っていた貸切フェリーの「睦丸」を撮影に行きました。前の姿と 比べてみると余計な鉄板とかを省いて何と言うか簡単な造りになっていますねぇ。一体いつ改造したんだろう?
前島橋へ戻ってきたらちょうど「第五睦丸」が戻ってきたところでした。ところが普段着けている堤防に近づいたところでまた元来た方へ走っていって しまいました。きっとお客さんからの電話があったのでしょうね。「第五睦丸」と入れ替わるように「サンライズ」が入ってきました。
イヌがひとりで歩いていても誰からも怒られません。のんびりとした島のイヌは幸せ者ですね。
並んで走る「第五睦丸」と「第十五大福丸」の間を御所浦へ向かう「ブルーライナー」が走っていきました。こんな風景を見たのは初めてのような 気がします。 さて葬儀の時間が近づいてきたのでそろそろまた親戚のおうちへ向かうとしますか。ところで嵐口のお寺「西音寺(さいおんじ)」のお坊さんが読む お経が好きなんですねー。心地が良いと言うかなんと言うか・・・。読み方が上手いのかな?
葬儀も終わり、予定通り17:15発の「第三かまがり」で帰る事ができました。夕陽を浴びながらの入港です。そう言えば、数年前まで「第三かまがり」 で働いていた船員さんに久しぶりに会うことができました。臨時で乗っているようですが、こう言う思わぬ出会いって嬉しいものですね。
17時20分過ぎに日が沈んでいきました。夏だったらまだギラギラしてる時間なのにやっぱり冬は早いですね。それにしても風が冷たくなってきた なぁ。
こんなような日が沈んでから暗くなるまでの風景を眺めていると何とも不思議な気持ちになります。ずーっと前からなんですが何ででしょうねぇ?
撮影データ:D70
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