てなことで「新鑒真」を利用して上海へ行ってきました。と言っても川内港発着のツアーを利用してなんですけどね。1987年に始まったこのツアーは
毎年この時期に鹿児島県国際航路開設促進協議会事業として薩摩川内市等の協力を得て行われています。普段は大阪・神戸〜上海間を走っている「新鑒真」
に特別に川内港に寄港してもらうのです。46回目の今回は常熟・上海、北京・上海、西安・上海、桂林・上海の4つのコースがあって136人が参加
しました。ちなみにウチは桂林・上海コースに参加です。ちょうどこの頃中国国内で発生した反日デモの影響が心配されましたが、特に影響はありません
でした。
ページがわかれていますので、下記の各項目から移動してくださいな。・・・やたら多いなぁ。
4月27日 新鑒真乗船←現在位置
4月27日 船内うろうろ
4月28日 ここは揚子江
4月28日 上海上陸そして桂林へ
4月29日 いよいよ漓江下り
4月29日 漓江下りの船の中
4月29日 ついでに観光も
4月30日 上海へ
5月1日 また来るぞ上海
5月1日 さようなら新鑒真
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川内港への集合時間は08:20!鹿児島市からだと串木野まで高速が開通したといっても1時間強はかかります。なので家を出たのは6時過ぎ。
朝早かったので渋滞などもなく高速と羽島を経由して川内港についたのは07:30頃でした。それでも待合所周辺にはすでにたくさんの人たちがいたので
びっくり。県内各地から集まっているはずなので遠くから来た人は何時ごろ家を出たんでしょうね?
川内港からの定期船はいないので待合所と言っても小さくて何もありません。時間が経つにつれて人も増え狭い室内は大混雑状態になっていくのでした。
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8時前に各コースごとに受付が始まって、乗船券と中国への入出国カードなどを受け取りました。←の一番上が乗船券なんですが一般の場合もコレなん
でしょうか。
船まで運んでもらう荷物を預けて待っていたら8時過ぎに出国審査開始です。出国審査場は待合所の外に設けられたテントの中(笑)2人の入国審査官が
各長机の上に置いたノートパソコンとスキャナ(?)を使ってパスポートをチェックした後SENDAIの文字が輝くスタンプを押して終了。うーん、早い。
しかも愛想がものすごく良くてお気をつけて、なんて声をかけてくれました。
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出国審査が終わったら今度はバスに乗って少し離れた岸壁まで移動です。そう言えばここ川内港も国際航路の船が寄港する港なので岸壁の一部はフェンスで
囲まれていました。去年撮影に行っておいて良かったなぁ。
すでに沖に姿が見えていた「新鑒真」は08:30頃入港です。うわー、ほんとに乗れるんだなぁ。どきどき。
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岸壁にはテレビ局や新聞社が取材に来ていてそこらの人をつかまえてインタビューをしたりしていました。帰ってから南日本新聞を見てみたところ写真に
小さくですがカメラを構えているぼくの姿が写っていました(笑)
「新鑒真」が近づいてくると大きいねーとかすごいねーとか言う声があちらこちらから聞こえてきます。きっとこんなに大きなフェリーとは思っても
みなかったのでしょうね。なにせウチのおかんもこんなに大きいのぉ?なんて言ってたぐらいですから(笑)やっぱりこんなフェリーなかなか目にする
機会はないですもんね。
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さあ、いよいよ乗船かと思ったら出港式なるものが10分ほどありました。薩摩川内市長さんや教育委員会(だったかな)の人のお話などがあってまるで
修学旅行とか研修旅行といった感じ。皆さんまじめな人ばかりなのかちゃんと話を聞いている人が多かったです(笑)最後はお決まりというかなんというか
みんなで万歳三唱。ばんじゃーい!
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やけにガタガタ揺れる移動式のタラップを使って乗船です。乗船口では乗組員の方がいらっしゃいませと迎えてくれました。先ほど預けた荷物を受け取って
客室へ。今回は2等洋室の利用でCデッキにある613号室でした。同部屋の人に挨拶をした後早速デッキへと出てみるとゆっくりと岸壁を離れている
ところで、しばらくしたらみんな出てきて手を振ったりしていました。右端には定期的に寄港しているコンテナ船「HEUNG-A PUSAN」の姿があります。
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汽笛を鳴らしてゆっくりと港外へ。沖堤の横を通過すると徐々にスピードも出てきました。それとともに、どんな船と会えるかな?桂林ってどんなトコ?
美味しいモノを食べられるかな?きれいなおねぇさんはいるかな?などと始まったばかりの旅への期待も大きくなっていくような気がします。
どきわく。
ヒコーキと違ってゆっくりと陸地が遠ざかって行くってのがまたいいですなぁ。
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出港してしばらくすると前方左舷側に大きな島影が見えてきました。甑島列島の上甑島です。「フェリーニューこしき」は見えないかな?と海上を探して
みたんですが少し霞んでいたのもあってか残念ながら見ることは出来ませんでした。思ったよりも島から近いところを通過したのであちらから撮影できれば
良い感じになりそうです。
周りではデッキに色々と広げて早速宴会が始まっていました(笑)ウチも負けずに(?)ベンチに座って遅い朝ご飯です。待合所で食べるつもりがあまりの
人の多さに食べることができなかったのです。
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船内の各所を撮影して、振り付け見ながら踊っても良いけど腰を痛めないよう、なんてナイスな放送とともにテレビで始まったマツケンサンバU(DVD)
など見ながらしばらくゴロゴロしているとお昼のお弁当を取りにおいでと言う放送がありました。どこで食べれば良いのやら?と話し合っていると
レストランが使えると言うので早速移動して席を確保です。
お弁当の中身はこんな感じ。天ぷらやフライ、酢の物、煮豆、ちらし寿司、巻き寿司などが入っていてビールとともに美味しく頂きました。ちなみにパック
のお茶は一緒に配られたものです。
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お昼からビールを飲んで良い気持ち。しかもそれが船の上となればなおさら。煙突の後ろに広がるデッキには誰もいなかったのでしばらく腰を下ろして
海を眺めながらボーっとしていました。船旅はこれが出来るから良いんですよねー。ふと空を見上げると太陽の周りにわっかができていました。天気が
下り坂の時にできるらしいですが・・・大丈夫?
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国際航路なのでビールのお値段は350mlが150円、500mlでも何と200円です!ビール好きにはたまりませんねぇ!!ウヒヒ。一緒に乗った
人たちは飲兵衛が多いのかお昼を過ぎるとほとんどが売り切れになっていました(笑)ジュースも150円だから、せっかく飲むんだったらビールに
しますよね〜?
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てな事で本日3本目。大海原と「新鑒真」にかんぱ〜い!「新鑒真」は船首側(ブリッジの下ね)にもデッキがあるのが嬉しいです。ただ速度が出ていると
かなりの風圧があるので要注意です。20ノットくらい出ているわけですから当たり前っちゃ当たり前なんですけどね。ホントに強いのでここに来るときは
覚悟しましょう?
ややっ!!遥か彼方に上海の東方明珠タワーが見えているぞ!?
・・・なんちって。
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18時前にツアーの参加者向けのちょっと早い夕食。あちこちからカンパーイ!の声が聞こえてきます。缶ビールを自動販売機で買ってきてもいいし、
レストランで青島ビールのビンを買ってもいいし、持ってきた焼酎を飲んでもいいし、お酒に困ることはないですね。ただ、その夕食のメニューが
寂しかった。ハンバーグ半分、エビフライ1匹、野菜炒め、漬物、おかわり自由の炒飯、スープ、そして何やら怪しげな味のポテトサラダ。もう少し良い
モノを出して欲しかったなぁ。簡単な中華料理とかさ。で、怪しげな味のサラダですが、何とも口では言い表せない味なんですね。甘いようなマヨネーズの
味のような・・・日本じゃ味わえない味です。うん。ちなみに炒飯3杯食べました。ウマカッター。
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レストランの壁にかけてあった飾り。布か何かを編んで作ってあります。いやー、中国を感じさせる嬉しい一品です。この他にもいろいろと中国的なものが
飾ってあって、良い雰囲気でしたよ〜。おねぇさんもきれいだったし(笑)
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19時過ぎてるってのにまだこんなに明るいです。この時間帯だと鹿児島ではもう少し暗いのに。やはり西へ向かっているのが関係しているのでしょうね。
海に沈む夕日を見られるかもって期待していたのですが、雲が出ていたために見ることは出来ませんでした。残念!鹿児島市に住んでいるとなかなかそんな
機会はないもんなぁ。
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20時からはツアーのビンゴ大会がレストランでありました。最初にビンゴした2人の人はツアーの料金が40%その場で返金されるからかかなり盛り
上がりました。で、何と一緒に行った親戚のおばちゃんが2人目にビンゴ!びっくりですねぇ。ビンゴ大会終了後にホントにお金が戻ってきましたよ(笑)
ぼくはかなり最後の方でやっとこさビンゴしたのですが、太っ腹なことに参加者全員に賞品が準備してあったのです。それもテーブルの上にある自分の
好きなものがもらえるとあって、おばちゃんたちが黒山の人だかり。顔を引きつらせつつ恐る恐るおばちゃんたちの間から手をつっこんで最初に手に持った
ものは安っぽいトートバッグ。・・・これでいいや。ちなみに「新鑒真」から1人に1枚ずつTシャツのプレゼントもありました。ラッキー♪
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撮影データ:D70
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